代表挨拶
長年、家族のため、社会のために生きてこられた方々の残りの人生をサポートしたい、ご家族の支えになりたい・・でも、現場で奮闘している一介護福祉士になにができるだろうか。想いとは裏腹にたくさんの絶望と諦めを経験し、それでも入居者お一人お一人の余生、最期を大切にしたい想いは変わらず、直接高齢者と関わってきた介護福祉士だからこそできることがあるのではないかと、合同会社 を立ち上げました。
現在の日本では、認知症により自宅での生活が困難になったり、脳血管障害による後遺症で車椅子生活となると病院から高齢者施設に入居するというケースが多いのが現状です。
ご家族が同居または近くに住まわれていたとしても自宅で介護をしながら自身の生活を続けていくということは身体的にも精神的にも負担となります。また、パートナーがご健在で「うちで看てあげたいけど自分も高齢だからここでお世話になるしかない」といった声もよく聞かれます。身寄りがなく、成年後見人をつける方も増えています。
介護保険内で訪問介護を利用し、自宅で生活されているケースもありますが、時間や内容に制限があります。そもそも、認知症になったり、車椅子を使用する状態になったとき、命の期限が見えたときにご本人やご家族が「余生を楽しむ」という選択肢があるのかと疑問に感じることが多々あります。でもそれは日本全体がそのような風潮にあるため、ごく一般的なことだと思います。
その一般的を変え、広げていくことが自社の目的のひとつです。できなくなった事に目を向けるのではなく、できることを探していくことで90歳でも100歳でも身体に不自由があっても認知症があってもまだまだ人生を楽しむことはできます。
ただ、そのためには、お一人お一人の生活歴、身体、精神状態、性格などは、ご家族や今現在その方に関わっておられる専門職の方々の協力なくしてはできません。
自社の想いを居宅事業所、介護施設、病院など様々な機関の多くの専門職の方々に理解していただき、地域から浜松全体、そしてその和をどんどん広げていくことを目標としています。
これからの人生、ぜひ私たちにお手伝いさせてください。
合同会社near fam
代表 森脇 いづみ