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果たせなかった約束

浜松市の施設に入居中の95歳の男性。奥様は先に旅立たれ、息子様も施設に入居されている。そのため、後見人がついておられる。息子様とはもう何年も会えておらず、ずっと気にかけておられた。

nearfamを立ち上げる時、「息子さんに会いに行こうね。もう少し待っててね」

私は彼に伝えた。

「もう若くないから、早くしてよ」そう彼は笑った。

しかしその希望を叶えてあげることができないまま、彼は逝ってしまった。

きっと最期の時まで、息子さんのことを心配していたよね。ごめんね….ごめんね….

私が今やるべきことを身をもって教えてくれたように感じた。

彼のように家族がいてもサポートが受けられない方、身寄りがない方の最期は本当に寂しい

そういった方々の人生の最期までをサポートすることが私の、そしてnearfamの使命だと改めて感じた。

                                         熱くるしい介護福祉士

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